役所広司さん×西川美和監督 初タッグ「すばらしき世界」予告編&ポスタービジュアル公開! 2021年2月11日公開 / AOI Pro.出資・制作作品

2020.11.25 事業

©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会

来年2月11日公開、西川美和監督の最新作「すばらしき世界」(AOI Pro.出資・制作)の予告編&ポスタービジュアルが公開されました。

西川監督が初めて実在の人物をモデルとした原案小説をもとに、その舞台を約35年後の現代に置き換え脚本・映画化した本作は、第56回シカゴ国際映画祭で「観客賞」「最優秀演技賞/役所広司」の2冠を達成。国内公開を前にすでに海外からも高い評価を受けています。

予告編の冒頭で、刑務所から出所してくるのは主人公の三上正夫。人生の大半を服役し、「今度ばかりは堅気ぞ。」と意気込むものの、13年ぶりの社会復帰は思うように運ばず悪戦苦闘。そんな三上をテレビ番組のネタにしようと、テレビマンの津乃田と吉澤が近寄ってきます。

喜怒哀楽の振れ幅が大きく人間味あふれる三上を演じるのは、役所広司さん。おのれの腕っぷしを頼りに裏社会を生き抜いてきた荒くれ者が、一般社会の中では哀れなくらい無力な存在となり、ことあるごとに社会のシステムにはじき出されていく。そんな三上の"普通の人間"への険しい道のりを、人間臭い切なさとおかしみを漂わせ、時にただならぬ凄みをみなぎらせて体現しました。

写真左: 仲野太賀さん、右: 役所広司さん
©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会

三上にすり寄るテレビマン、津乃田を演じるのは仲野太賀さん。人間の複雑さに触れて人生観さえ一変してしまう津乃田の葛藤を迫真の演技で表現しました。
取材対象としての三上の面白さに目をつけ、言葉巧みに津乃田をそそのかすやり手のTVプロデューサー吉澤を、長澤まさみさんがクールに演じます。

また、社会復帰を目指す三上が出会うスーパーマーケットの店長に六角精児さん、身元引受人の弁護士夫婦に橋爪功さんと梶芽衣子さん、ケースワーカーに北村有起哉さんら実力派キャストが集結。

犯罪者に関わらず、日常の小さなきっかけで意図せず社会から排除されてしまうことは、誰の身にも起こりうること。一度社会のレールから外れた人たちに未来はあるのか?社会のルールとは何なのか。私たちが生きる今の時代は"すばらしき世界"なのか?
現代社会の問題点を鋭くえぐり、観客それぞれの胸に突き刺さる本作。一方では、主人公の三上を通して、人間の愛おしさや痛々しさ、人と関わることの喜びも感じさせる作品となっています。

作品概要

映画「すばらしき世界」 / 英題 "Under The Open Sky"

下町の片隅で暮らす短気ですぐカッとなる三上(役所広司)は、強面の見た目に反して、優しくて真っ直ぐすぎて困っている人を放っておけない男。しかし彼は、人生の大半を刑務所で暮らした元殺人犯だった。一度社会のレールを外れるも何とか再生しようと悪戦苦闘する三上に、若手テレビマンの津乃田(仲野太賀)と吉澤(長澤まさみ)がすり寄りネタにしようと目論むが…。三上の過去と今を追ううちに、逆に思いもよらないものを目撃していく――。

公開日2021年2月11日(木・祝)
出演役所広司
仲野太賀、六角精児、北村有起哉、白竜、キムラ緑子
長澤まさみ、安田成美 / 梶芽衣子、橋爪功
脚本・監督西川美和
原案佐木隆三著「身分帳」(講談社文庫刊)
音楽林正樹
配給ワーナー・ブラザース映画
製作©佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会
制作プロダクションAOI Pro.
当社スタッフ
プロデューサー伊藤太一
プロデューサー池野加奈
アシスタントプロデューサー大溝恵

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