是枝裕和監督初の韓国映画「ベイビー・ブローカー」カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品! 6月日本公開 ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.提供作品

2022.04.15 事業

ポスタービジュアル © 2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED

是枝裕和監督の最新作で初の韓国映画となる「ベイビー・ブローカー」(ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.提供)が、「第75回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に選出され正式出品が決定しました。映画祭は現地時間の5月17日~28日まで開催予定です。

日本公開は6月に決定。あわせてポスタービジュアルが解禁されました。本作は"赤ちゃんポスト"に預けられた赤ん坊を巡り出会っていく人々が描かれるヒューマンドラマです。

是枝監督作品がカンヌ国際映画祭でコンペティション部門に選出されるのは、最高賞パルムドールを受賞した「万引き家族」(18 / AOI Pro.出資・制作)から4年ぶりで6回目(映画祭への出品は8回目)。
是枝監督は2019年ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門でオープニングを飾った「真実」(ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.提供)で海外の才能たちとの本格的なセッションに踏み出し、本作はそれに続き、韓国の製作・俳優陣と長年温めてきたオリジナル企画を映画化した初の韓国映画となります。

主演は、アカデミー賞🄬作品賞を受賞した「パラサイト 半地下の家族」(19)主演のソン・ガンホさん。「MASTER/マスター」(16)のカン・ドンウォンさん、「空気人形」(09)でも監督とタッグを組んだペ・ドゥナさんら韓国を代表する俳優陣と、IUのアーティスト名でも活躍するイ・ジウンさんが共演します。
今回新たにイ・ジュヨンさんの出演を発表。韓国TVドラマ「梨泰院クラス」(20)で、主人公が経営する居酒屋の料理長マ・ヒョニ役を演じて話題となり、本作ではペ・ドゥナさんとコンビを組んでブローカーたちを追うイ刑事を演じます。
日本では6月にTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー、ご期待ください。

写真左から: ソン・ガンホ(提供:CJエンターテインメント)、カン・ドンウォン(提供:YGエンターテインメント)、ペ・ドゥナ(提供:ジョルジオ アルマーニ ビューティー)、イ・ジウン 、イ・ジュヨン

是枝裕和監督コメント

是枝裕和監督 ©藤井保

6回目だからといって嬉しくないかと言ったらそんなことはありません。異国での、言語や文化の違いを超えた今回の共同作業を高く評価して頂けて、僕だけでなくスタッフ、キャスト皆が報われたとホッとしています。4年ぶりのカンヌ参加になりますが、コロナ禍だけではなく、世界が大きく揺れる時代に映画を作り続けること、そして、世界に届けることの意味を考える良い機会にしたいと思います。

作品概要

映画「ベイビー・ブローカー」(原題「Broker」)

古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と、<赤ちゃんポスト> がある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨン(イ・ジウン)が <赤ちゃんポスト> に預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状する。「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。
一方、彼らを検挙するためずっと尾行していた刑事スジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、決定的な証拠をつかもうと、静かに後を追っていくが・・・。
こうして、<赤ちゃんポスト> で出会った彼らの、予期せぬ特別な旅が始まる――。

公開日2022年6月
監督・脚本・編集是枝裕和
出演ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ、イ・ジウン、イ・ジュヨン
製作CJ ENM
制作 ZIP CINEMA
制作協力分福
提供ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.
配給ギャガ
URLオフィシャルサイト
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