是枝裕和監督作「真実」、ヴェネチア映画祭オープニング作品に決定! 日本人監督では史上初! ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.提供作品
2019.07.19 事業
是枝裕和監督の最新作「真実」(ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro.提供)が「第76回ヴェネチア国際映画祭」のオープニング作品として上映されることが発表され、コンペティション部門への正式出品が決定しました。
世界最古の歴史を誇り、世界三大映画祭のひとつとして知られる本映画祭は8月28日に開幕、日本人監督の作品がオープニングに選ばれるのは史上初の快挙です。
前作「万引き家族」(AOI Pro.出資・制作)で、日本映画21年ぶりの快挙となる「第71回カンヌ国際映画祭」パルムドールを受賞した是枝監督の初の国際共同製作映画「真実」には、世界トップレベルの俳優陣が集結し、全編フランスで撮影。
主演はフランス映画界の至宝と言われるカトリーヌ・ドヌーヴさんで、自身のイメージとも重なる「国民的大女優」役を演じます。娘役にジュリエット・ビノシュさん、娘婿役にイーサン・ホークさんを迎え、母と娘の間に隠された、ある「真実」を巡る物語です。
本作は2019年10月11日にTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショーが決定、ご期待ください。
是枝裕和監督 コメント
私の新作「真実」が、ヴェネチア国際映画祭のオープニング作品に選ばれたという嬉しいお知らせを頂きました。大変光栄です。映画祭関係者の皆さんにまず感謝致します。
撮影は昨年の秋に10週間パリで行いました。発表された通り、キャストは本当に華やかなのですが、物語の七割は家の中で展開していく、小さな小さな、家族のお話です。
その小さな宇宙の中に出来る限りの後悔や嘘や見栄や寂しさや、和解や喜びを詰め込んでみました。どうぞ、お楽しみください。
作品概要
映画「真実」 (原題「La Vérité」)
全ての始まりは、国民的大女優が出した【真実】という名の自伝本。
出版祝いに集まった家族たちは、綴られなかった母と娘の<真実>をやがて知ることになる――。
国民的大女優ファビエンヌが自伝本【真実】を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール、テレビ俳優の娘婿ハンク、ふたりの娘のシャルロット、ファビエンヌの現在のパートナーと元夫、そして長年の秘書……お祝いと称して、集まった家族の気がかりはただ1つ。「一体彼女はなにを綴ったのか?」 そしてこの自伝は、次第に母と娘の間に隠された、愛憎渦巻く「真実」をも露わにしていき――。
監督・脚本・編集 | 是枝裕和 |
出演 | カトリーヌ・ドヌーヴ (「シェルブールの雨傘」) ジュリエット・ビノシュ (「ポンヌフの恋人」) イーサン・ホーク (「6才のボクが、大人になるまで。」) リュディヴィーヌ・サニエ (「8人の女たち」) |
撮影 | エリック・ゴーティエ (「クリスマス・ストーリー」「夏時間の庭」「モーターサイクル・ダイアリーズ」) |
提供 | ギャガ、フジテレビジョン、AOI Pro. |
配給 | ギャガ |
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