ALS啓発イベント「I’M STILL」のドキュメンタリー映像を制作

2016.06.24 お知らせ

当社は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)※の治療法確立と患者の生活向上に向けた政策提言を行う(社)END ALSが実施したイベント「I’M STILL」のドキュメンタリー映像を制作しました。当社がEND ALSの映像制作に協力をするのは今回で4回目となります。

「END ALS」は、自らもALS患者であり、(株)マッキャンエリクソンのプランニングディレクターの藤田正裕(ふじた・まさひろ)氏によって2012年に設立され、迅速な治療法の確立と、ALS患者の生活向上を目的に活動を行っています。

「I’M STILL」は、藤田氏がモデルを務める一般公開の写生イベントで、5月25日にGOOD DESIGN Marunouchiにて開催されました。
“STILL”には「動けない」と「まだ」という意味があります。映像では、「動けない」が「まだ」生きている藤田氏を約30名の参加者 が写生する様子が描かれ、ALSへの理解促進と撲滅を訴える藤田氏のメッセージが語られています。

映像は「世界ALSデー」である6月21日に公開されました。

※筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは

筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)は身体の感覚や知能、視力や聴力、内臓機能は健全のまま、手足、喉、舌などの身体中の筋肉や呼吸に必要な筋肉が徐々に衰えていく難病です。発症原因は不明で、病状の進行が極めて速く、発症からのおおよその余命は2年から5年。誰にでも起こりうる病気で治療法は未だ見つかっていません。
大半の場合、病状の進行により最終的には目しか動かなくなり、それが最後のコミュニケーション手段となります。中には目も動かなくなり、身体中のすべての筋肉が動かなくなることもあり、その状態は Totally Locked in State(TLS)・・・「完全な閉じ込め状態」といわれています。

当社スタッフ

プロデューサー 村田淳一、白澤泰介
プロダクションマネージャー 橋本真奈、寺元友美

本件に関するお問い合わせ先

AOI Pro. コーポレートコミュニケーション部
03-3779-8006