アジア最大級の広告祭「ADFEST 2019」にてAOI Pro.主催のセッションを開催! 世界で活躍するフィルムメイカー3名がフィルムクラフトを語る

2019.02.19 お知らせ

AOI Pro.は3月20日、タイで行われるアジア最大級の広告祭 ADFEST 2019にて、世界的に活躍するフィルムメイカーのカリナ・タイラ氏、アキ・ミズタニ氏(Cutters Studios Tokyo)、スリン・ング(グループ会社Directors Think Tank)を招き、国や文化がフィルムクラフトに与える影響をテーマにしたパネルディスカッション「BEYOND CULTURE, WHAT INFLUENCES FILM CRAFT?」を開催します。モデレーターはAOI Pro. クリエイティブプロデューサーのジュリー・トーマスが務めます。

AOI Pro.主催のADFESTセッションは2018年に続き2度目で、ポップカルチャー界で世界的に知られる映像監督のジョセフ・カーン氏をゲストに招いた昨年のトークセッション「The Craft of Joseph Kahn」は、昨年ADFESTで最も好評を博したセッションのひとつとなりました。

モデレーターを務めるジュリー・トーマスのコメント

「今回お話を伺う3人のディレクターは、それぞれ異なる形で映像のキャリアをスタートさせました。カリナさんはファッションフォトグラファー、スリンさんは広告会社のアートディレクター、アキさんはクリエイティブエディターでした。現在は3人ともディレクターとして成功し、アジアや世界の様々なマーケットとクライアントを対象に活躍しています。特定のマーケットに向けられた広告を作るとき、彼女たちのフィルムクラフトや美学に関わる決断は、どのような影響を受けたのか?このセミナーではそういった質問を投げかけていきます。」

セッション概要

「BEYOND CULTURE, WHAT INFLUENCES FILM CRAFT?」

カルチャー、キャスト、ロケーション、言語の違いの先には、その国の”典型的な広告”というものが本当に存在するのだろうか?日本、マレーシア、フランス、イギリス、または世界のどこかの国で、広告を差別化させるものとは?

ビジュアルの美的感覚、制作技術、映像制作のルールは、文化や国の違いによって決まるのか?アジア諸国のフィルムクラフトは、欧米と比べてユニークなのだろうか?シネマトグラフィー、プロダクションデザイン、キャスティング、音楽、編集、色彩...アジアと欧米で共通する特徴、または違いは?フィルムメイカーたちは、ターゲットに届けるストーリーをどのように作り上げていくのか?
アジアのフィルムメイカー3名が、世界を舞台にしたフィルムクラフトへの挑戦についてパネルディスカッションを繰り広げる。

日時2019年3月20日(水) 16:50~17:25(現地時間)
場所PEACH EXHIBITION AND CONVENTION HALL (タイ・パタヤ)
  • セッションを聴講するには、ADFESTの入場パスを購入する必要があります。

登壇者略歴

ジュリー・トーマス Julie Thomas

クリエイティブプロデューサー - AOI Pro.
(東京)

ハワイ・ホノルル出身。1991年AOI Pro.入社。文化と言語の壁を越えたフィルムクラフトへの強い思いから、海外のクリエイティブプロフェッショナルや制作会社とのコラボレーションにおいて業界を牽引し、異文化を取り入れた広告を日本に根付かせるきっかけを作ることとなった。

制作においては、コンセプトの先を見据えて多角的なクリエイティブの可能性を見つけ出し、クライアントの期待を超えることにやりがいを感じている。クリエイティブコーディネーターとしてNissan、Honda、Toyota、Sony、Panasonic、Coca-Cola、Shiseido、Nike、Kirin、Asahi、Nestleなどの広告制作に携わり、世界を舞台に活躍。訴求力のある映像制作者のリサーチにも日々余念がない。
ADFEST Film Craft部門、Ciclope、Young Director Awardなどの広告賞で審査員を務めた経験がある。

カリナ・タイラ Karina Taira

フィルムディレクター、ファッション&ビューティーフォトグラファー
(パリ&ミラノ)

サンフランシスコ生まれ。6歳で初めてカメラを手に取り、15歳になる頃までにドキュメンタリーやコンセプチュアルアートの自主プロジェクトなどの撮影をするようになる。カリフォルニアのArt Center College Of Designに在学中、19歳でプロとしてのキャリアをスタート。

ニューヨークに拠点を移した後、Dieselの香水のキャンペーンで成功を収める。受賞もした同キャンペーンがパリ、ミラノ、ロンドン、東京などで大きく扱われたことから、アメリカの雑誌「Life」との契約を獲得し、セレブリティのカバー写真の撮影を担当。

高級ブランドやビューティを専門としつつ、車から香水まで幅広く様々な国のキャンペーンやCMを手がける。非常に独特な空気感、感情的で官能的、ユニークで自然でありながら際立つ女性らしさのある演出が特色。

現在はパリとミラノを拠点に活動中。プロジェクトごとに世界中を飛び回りながら、余暇にはブエノスアイレスでタンゴを踊ったり、長編映画の脚本執筆に勤しんだりしている。

アキ・ミズタニ Aki Mizutani

ディレクター&エディター - Cutters Studios Tokyo
(東京)

広告映像とドキュメンタリーフィルムに時間と情熱を注ぐディレクター&エディター。ロサンゼルスのCutters Studiosでキャリアをスタートさせ、映像制作のトップクリエイターとの仕事を通じ多くを学ぶ。

2011年、映画監督のルーシー・ウォーカー氏から声をかけられ、東日本大震災直後の被災者の姿を追った映画「津波そして桜」(アカデミー賞ノミネート作品)の編集を担当。

以降ディレクターとしても活躍し、Apple、Adidas、Facebook、Tiger Beer、Barneys New York、Yahoo、Google、UberEATS、武田薬品、Gloire、SK-IIなどの作品を担当。編集スキルの研鑽にも努力を惜しまず、最近ではBeats by Dre, AIG、Toyota、Shiseidoなどのキャンペーンの編集を手がけた。

2017年には、Campaign Asia-Pacificが広告・マーケティング業界の傑出した若手リーダー40名を選出するアワード「“40 Under 40”」の一人に選ばれた。

スリン・ング Sling Ng

ディレクター - Directors Think Tank
(クアラルンプール)

ビジュアルに関する強い感性と、優れたデザイン感覚を持つディレクター。奇抜なアイディアや複雑なイメージを具現化することをやりがいとしている。その情熱ゆえに、ロケ撮影した都市はロサンゼルス、シュトゥットガルト、ブダペスト、ダルエスサラームなど世界各地に広がる。前職ではアートディレクターとして活躍。発想力とクラフトへのこだわりが、カンヌライオンズを含む数々の受賞へとつながった。

シンガポール、マレーシア、インドネシアの一流広告会社とCMの制作に取り組む傍ら、余暇には同じくディレクターの夫が営むカスタムバイクショップ「Beautiful Machines」でアパレルデザインをしている。

ADFEST概要

アジア太平洋広告祭(Asia Pacific Advertising Festival)、通称ADFEST。1998年に創設されたアジア太平洋地域最大の広告祭の1つ。22回目となる今年は3月20日~23日の4日間、タイのパタヤにて開催される。2018年は61都市から約1,200人が参加した。



本件に関するお問い合わせ先

AOI TYO Holdings 広報チーム
03-3779-8006