「マイスモールランド」主演の嵐莉菜さんが「キネマ旬報ベスト・テン」新人女優賞受賞! AOI Pro.出資・制作作品

2023.02.02 受賞

写真左: ポスタービジュアル 右: 嵐莉菜(第96回キネマ旬報ベスト・テン表彰式にて)
©2022「マイスモールランド」製作委員会

川和⽥恵真監督の商業映画監督デビュー作「マイスモールランド」(AOI Pro.出資・制作)で、在日クルド人の高校生・サーリャ役として映画初出演&初主演を果たした嵐莉菜さんが、「第96回キネマ旬報ベスト・テン」にて新人女優賞を受賞しました。嵐さんの本受賞は、山路ふみ子映画賞、報知映画賞、毎日映画コンクール、高崎映画祭での各新人賞受賞に続く快挙となります。

キネマ旬報は1919年の創刊以来、現在まで続く世界一の歴史を誇る映画雑誌で、1924年度から開始された「キネマ旬報ベスト・テン」は世界でも非常に長い歴史を持つ映画賞です。選考者は映画を多く見ている人に限定。選考者数が120名以上と多く、年齢・所属の幅を広げ中立性を重視しているのが特徴です。各賞の発表と表彰式は、2月1日に都内のBunkamura オーチャードホールでにて執り行われました。

嵐さんは表彰式で、本作に父・妹・弟と家族役で共演していることに触れ、家族のサポートにも助けられたとコメントしました。表彰式の様子はキネマ旬報YouTubeチャンネルで視聴できます。

映画「マイスモールランド」の主人公は、埼玉で暮らす難民2世の女子高生サーリャ。埼⽟には約2000⼈のクルド⼈が住む地域があります。本作は、在日クルド人のサーリャが在留資格を失ったことをきっかけに、"自分の居場所"に葛藤し、成長していく姿を描いた物語です。
5カ国のマルチルーツを持ちモデルとして活躍する映画初主演の嵐莉菜さんがサーリャを演じ、サーリャが心を開く少年・聡太を奥平大兼さんが演じます。

川和⽥恵真監督

メガホンをとった川和⽥恵真監督は、是枝裕和監督が率いる映像制作者集団・分福の気鋭の新人。是枝監督の「三度⽬の殺⼈」(17)で監督助⼿、⻄川美和監督の「すばらしき世界」(21 / AOI Pro.出資・制作)でメイキングを担当し、本作が商業⻑編映画デビュー&オリジナル脚本。本作は、第72回ベルリン国際映画祭にて「アムネスティ国際映画賞」スペシャル・メンション(特別表彰)を授与されるなど国内外で高い評価を受けています。

多くの映画賞を受賞したことを記念して凱旋上映が決定し、2月10日(金)から2週間、新宿ピカデリーMOVIX川口なんばパークスシネマの3館で上映。また、新宿ピカデリーで2月13日(月)18時の回の上映後に舞台挨拶を予定しており、川和田監督と嵐さんが登壇予定です。
現在、アマゾン Prime Videoなど、各プラットフォームにてレンタル配信中、Blu-ray&DVDを12月23日より販売中です。

作品概要

映画「マイスモールランド」 / 英題 "My Small Land"

クルド⼈の家族とともに⽣まれた地を離れ、幼い頃から⽇本で育った17歳のサーリャ(嵐莉菜)。同世代の⽇本⼈と変わらない、ごく普通の⾼校⽣活を送っていたが、あるきっかけで在留資格を失い、家族の⽇常が⼀変する…。埼⽟には、約2000⼈のクルド⼈が住む地域があり、そこに暮らす女子高生サーリャが主人公。彼女が、東京に住む日本人の少年・聡太(奥平大兼)との出会いをきっかけにアイデンティティに葛藤し、成長していく物語が描かれる。

公開日2022年5月6日
出演嵐莉菜、奥平大兼
アラシ・カーフィザデー、リリ・カーフィザデー、リオン・カーフィザデー
韓英恵、吉田ウーロン太、板橋駿谷、田村健太郎、池田良、サヘル・ローズ 、小倉一郎
藤井隆、池脇千鶴 / 平泉成
監督・脚本川和⽥恵真
主題歌ROTH BART BARON 「N e w M o r n i n g」
企画分福
制作プロダクション AOI Pro.
共同制作NHK、FILM-IN-EVOLUTION (⽇仏共同制作)
助成文化庁文化芸術振興費補助金 (映画創造活動支援事業) 独立行政法人日本芸術文化振興会
製作「マイスモールランド」製作委員会
配給バンダイナムコアーツ
URLオフィシャルサイト
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当社スタッフ
プロデューサー伴瀬萌
アソシエイトプロデューサー 大古場栄一
アシスタントプロデューサー鳥越一暢
キャスティング森万由美
キャスティングアシスタント松本晏純

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